ヅラサバギ ビヂジョグ ゾ シジミ

ボセパ バンボ ゴロギソリ ロ バギ ズヅグ ゾ ビビビ ザ。

罪と罰の中 正義は勝つとまだ言えるの?

4号の主題歌『time』より。松岡充氏の歌うライダー主題歌はどうしてこう当たり曲しかないのだろうか。

 

 

 

 

 

仮面ライダー4号』全部観終わったので感想。ネタバレ全開につき未視聴の場合は退散推奨。以下ポイントごとにコメント。

 

 

 

・1話の怒涛の死亡シーン。

マッハの死亡回数は2、この話だけで本編通してのカガーミンと並ぶ。正直この段階では笑い転げるだけだった。しかしマッハが優先的に死に続けるこの状況は、やはり3号での死亡となにか関係があるんだろうか。「死が執拗に追いかけてくる」感じなのかも。チーターカタツムリのデザインのえぐさも相変わらず。怪人が死ぬ間際にライダーを道連れに(しようとする奴はいたけど本当に成功)したのはおそらく初ではないだろうか。ヒルカメレオンのあれは完全にドライブ君の慢心でしょ…。

・ループについて。

キモいおたくなのでリトルバスターズ!の姉御ルートを思い出した。あれも色々試しては元に戻されるの繰り返しだった気がする。ループするたびに世界がヤバい方向(ニュアンスは異なるが)に向かっていくのもそんな感じ。あっちと違うのは、ループの記憶を保持し続けているのが自分だけではないという点だろうか。観続けてると携帯が震える音がなんだか耳に残る。

・2話での推理について。

「死んだからループした記憶を保持している」なら、1話で2回死んだマッハは記憶持ってないとおかしいのですがそれは。また、霧子ちゃんのマッハくんを失いたくないという気持ちがループの原因なら、1話の最後でマッハくん死亡回避したし成立しないのでは。

・4号について。

スカイサイクロンとかいうもうサイクロン要素の何もない感じ。そしてまた立花レーシングのエンブレム、おやっさん遂に空のレースまで始めたんですか。この現代において何でレシプロ機乗ってんだ…ショッカーが活動開始した1970年代ですらもうジェット戦闘機の時代じゃないの。レシプロにあんなにミサイル積んだらロクに空戦もできなさそうなもんですが、大日本帝国海軍キチガイゼロパイロットたちも凍りそうなくらいの見事な飛びっぷり。ショッカーの科学力ハンパねえ。艦これで次に実装される新型艦載機はこれに決定だな!!量産型のショッカー戦闘機と合体する機能も搭載している模様。主翼尾翼をパージしてたので分離できなさそう…。

…と、どうやっても飛行機にばっかり注目が行きそうな4号ですが、本体もあり得ないほど強い。ドライブゼロノスファイズの3人をまとめて相手してもお喋りする余裕があるほどに優勢を保ち、スカイサイクロンを操りながらなんとライダー2人を倒すという圧倒的な実力。ライダーの通常攻撃では怯みもせず、後述する3話での最終決戦でもドライブのタイプフォーミュラの必殺技を受けて立ち上がり、2発目をライダーパンチで相殺し、ドライブの耐久を度外視し過剰多段ブーストされた必殺キックでようやく倒せたほどの硬さ。もしかしたらこれから本編で出てくるラスボスより強いんじゃないの…。なんだこいつNEVERかよ、中の人同じだけど。そのうち「地獄を楽しみな!」とか言い始めるんじゃないだろうか。

・ミスリードと黒幕について。

霧子ちゃん原因説は3話の前半で瓦解するわけですが、それまでにファイズが一度も死ぬシーンが無かったのが後の伏線だったようですね。また海堂がたっくんに「手を引け」「命はだいじに」とずっと言い続けていたのも最後まで観ると「なるほどなあ」という感じでした。土手を使うのは卑怯でしょ。写真を撮るシーンでフェンスに穴が開いてるのも、このイレギュラーな世界の暗喩というコメントをどこかで見かけて唸らされた。

・最終決戦の敵ライダーについて。

敵側のダークライダーとして王蛇・ダキバ・サソード・バロンが参戦。最初の人は問答無用の極悪として、ダキバも名前だけでそこまで悪じゃなかった(ような気がする)し、サソードも中身がワームなだけだし、バロンさんも最終的にオーバーロードになっただけで別に悪人というわけじゃ……。もうちょっと選び方があったでしょう。王蛇がベノスネーカー無しファイナルベント発動させて普通に飛び蹴りしてたのは何だったんだ。ベノクラッシュといえば毒液撒きながらジタバタキックだろうがあああああ!!!龍騎作中でのライダー撃破スコア単独首位の必殺技がどうしてこうなったのだ。

・だから車が空を飛ぶな!!!!!

3号の記事でも申し上げましたがさらにヒドいことになっていた。なんと今回のトライドロン、空を飛ぶだけでは飽き足らずスカイサイクロンとドッグファイトしてます…。なんだおまえもう車である必要ねえよ、その無駄な車輪取っ払っちまえ。挙げ句ゼロライナーと合体攻撃までしてるし。変形して合体ロボになるよりも恐ろしい映像でした…。

ファイズvsスネークオルフェノク

歴史改変マシーンを壊せばたっくんは死んでしまう、それを止めるためファイズの前に立ちふさがる海堂。「意味のない死なんかない」というたっくんに対し、「意味なんかない、ただ悲しいだけだ」と返す海堂。木場くん長田さん草加くん等お互いに知り合いが死にまくってるからこそ、この言葉の応酬がいい。お互いに殺す気などない悲しい戦いは、たっくんがクリムゾンスマッシュを撃ちこんで終了。決まった時のφの文字が出なかったので手加減した可能性がある(のだが、そもそもクリムゾンスマッシュって威力調整できるのか?一応ファイズエッジなら出来る模様)。

・ショッカー首領???

マシーンにフォンブラスターを向けるたっくん、ついに姿を現す首領。しかしその素顔はたっくんとうり二つだった!…これってたっくんのせいで動いてたからその姿を模してたのか、どうなんだろうか。バジンたんの玩具アイテムを使って変身してましたが、たくさんの蝶が舞う様子はむしろスマートレディに近いものを感じましたわ。やっぱり電飾ファイズカッコいい。

・この空を守ったのは一体誰でしょーかね。

ループを脱した一同、しかし誰もたっくん(と海堂)のことを覚えておらず、写真からもその姿は消えていた。すれ違った面々を見送った時の海堂の台詞がこれ。バックで流れる主題歌もあいまって単なるハッピーエンドではない空気が漂います…。

 

 

 

1話OPの演出から「ファイズっぽいなあ」と思っていましたが、まさかこのスピンオフ自体が仮面ライダー4号ではなく平成ライダー4号のお話だったとは。やられました。割と名作っぽいので、環境がある人はぜひ観てどうぞ。

 

 

 

おわり。