ヅラサバギ ビヂジョグ ゾ シジミ

ボセパ バンボ ゴロギソリ ロ バギ ズヅグ ゾ ビビビ ザ。

巨人

商魂はこめてない。
シン・ウルトラマンを既に2周してきたのでその感想を書きたいが、その前に。
最近顔声好きピ(近しい知人ではない)と楽しく遊ぶ夢をたまに見るんだけど、ほんとに楽しすぎて起床した瞬間絶望で何もかも嫌になる。
どうでもいいけど俺の好みの顔は性格地雷が多い傾向にあるようなので、楽しく遊べてること自体が二重の意味で夢。たぶん。あまりにつらい世界。



以降ネタバレ満載の感想。観る気はないが観た気になりたい人以外はバック推奨。




最初に、ぼくはウルトラ兄弟ならゾフィーとマン兄さんがほぼ二強として好きである。怪獣ならゼットン推し。


シンマンに関しては、予告の段階ではさほど期待していなかった。ウルトラマンがひょろくて力強さを感じない(最近のマン兄さんがSVレベルでマッチョなのもある)し、出てくる怪獣もあまり刺さらない。ゼットンも仄めかされてこそいたもののデザインは出てこないし。
そんな上がりきらない気持ちのまま、「シンガメラ作ってくれ課金」として一応初日に行ってきた。腐ってもウルトラマンだし……。


・シン・ウルトラQ
まずここで一本とられた。確かにウルトラマンをやる以上これは避けて通れない。しかし尺もないのでダイジェストでゴリ押してくるとは……。ゴメスのデザインで笑った。

ネロンガ
BGMで「ウルトラマンだ……」となる。透明でもあの目だけ宙で光ってるのが昭和特撮感を出していてよい。降ってきたウルトラマンが銀色なのは、帰りマン1話の透明化オマージュか何かなんだろうか。ここの顔がAタイプなのを2周目でようやく気づく。

ガボラ
みんなツッコむ回転攻撃。もちろん原典にあんな攻撃はないので初見さんも安心してほしい。ここで正直「ぽかーん」ってなったあと、ガボラをお馴染みヤクザキックではね飛ばすシーンで思わず身を乗り出した。そしてあのジャイアントスイング……観たいウルトラマンが観れるかもしれないという期待が初めて生まれた。

・ザラブ戦
ほぼ本編そのまんまだったな。初回ではウルトラマンがビルを突き破って出現し、にせウルトラマンと取っ組み合い→頭部へチョップして部位破壊し痛がるシーンでボロ泣きした。いやあの勝ち確BGMとセットはずるいって。
空中戦のゼロ距離スペシウムはほんと殺意高すぎて2回目では笑ってしまった。スペシウム防がれてからの光輪フィニッシュ、劇場版Xのマン兄さんが披露した光輪を防がせた隙にスペシウム叩き込んで撃破したコンボと逆になってるんだな……意図してやったのかな?

・メフィラス戦
まず観た人間100人中150人は言うと思うが、山本耕史がハマリ役すぎる。あの絶妙な胡散臭さというか、信用ならない感じがメフィラス星人のキャラクターにあまりに合いすぎている。これを観るためだけに劇場へ足を運んでほしいレベル。
戦闘は原典と違いほとんどメフィラス優勢。最初に切り札の光輪弾かれたらねえ……。スペシウムもほとんど手元まで押し返されてたし、ある意味人型相手でのゼットン戦はここで消化したとみるべきか。

ゼットン
まあ人によって感想はまちまちだが、敢えて言う。これはゼットンではない。一応、原典の音声、バリアー、ウルトラマンの回転防御に赤い弾を発射していたのは評価するが……。ぼくが見たかったのは文字通りあらゆる手段を完封する強さのゼットンであり、図体のでかさでウルトラマンを圧倒する絵面ではない。
確かにゼットン戦の極致はサーガのハイパーゼットンと言っていい。しかしここまでの描写から本作が極致を目指していないことははっきりと分かる。ならこいつも同じ大きさでよかったのでは?1兆度の火球撃つ時なんてイージスガンダムみたいな変形してたし……

ゾフィーみたいな人
バードンごと地球焼き払いに来たのか?いやまあネタ元も知ってるし、あえてお堅い元々の光の巨人を出すことでシンマンの異質さを際立たせられるのも分かる。しかしぼくは前述の通りゾフィーのファンでもあるので……。まさに作中の田村班長のように「本能では混乱しているが理性では納得しよう」という感じ。


推し1人と1体が原典との差別化に使われたせいで、何とも言えない微妙な表情のまま映画を観終えることになってしまった。いや面白かった。メフィラスまでは本当に良かった。


ところで、あの世界の光の国って死んだウルトラマンはホイホイ蘇るのかね。ヒカリ居なさそうだけど……

おわり。